今回の再生販売プロジェクトは、築年数20年以上経過している物件です。
間取りは4LDKとゆったりした造りですが、車庫はありません。エリア的に車庫が必要な地域なので、今回は1F部分の間取りを変更しインナーガレージを設けることにしました。
もちろん、自社施工・自社管理で行いますので、ローコストでありながら大工さんの知恵と技術をふんだんに使った快適な住まい造りを目指す住宅再生プロジェクトです。

1Fの和室だった部分を解体し、そこにガレージを造ります。
また、玄関から廊下にかけては圧迫感があったので、空間を広く見せるレイアウトに変更です。
このレイアウト変更により、リビングも少し広くなりました。窓も新しいものに交換し、今まで無かったところにも新規で取り付けたので、日中の陽射しをしっかり取り込める空間へと変わりました。
まずは、1階部分にあった和室を解体からスタートです。壁を壊し、床を剥がし、断熱材も撤去します。そして、天井や階段も解体し、あっという間にスケルトン状態になりました。

電気配線や白蟻被害、断熱性能や耐震などの様々なチェック項目を1つ1つ点検していくと色々なことが見えてきます。この家を建てた大工さんの考え方や人柄などが分かります。面白いですよね。
今回は間取りを変えるので、柱への力のかかり方や補強が必要な箇所、新たに必要となる梁などを細かくチェックします。
解体した和室はインナーガレージへと変わり、アクセントのサイディングを張り、土間はコンクリートを打ちました。その他の外壁や屋根は塗装をしています。

室内のリフォームもどんどん進みます。
狭小住宅ではないのに圧迫感があった1Fは明るく開放感が出すことを意識した空間デザインになっています。
間取りを変えるだけでなく、窓の増設・位置変更も行い、明るい陽射しが差し込む空間になりました。
水廻りも全て交換します。システムキッチン、トイレ、洗面化粧台、お風呂、どれも新築当時からのものだったので、汚れや劣化が目立ち、いつ故障してもおかしくない状態だった為この機会に一斉交換します。